■グルームヘイヴン特設ページ
日本語版が好評発売中の『グルームヘイヴン』をご愛顧いただき、まことにありがとうございます。
弊社では今後とも、エラッタ&FAQの拡充、無料ウェブ・コンテンツの公開に重点を置いていくだけでなく、現在まで公表されている英語版の全ゲームを、随時日本語版として対応していく所存です。
『グルームヘイヴン』シリーズは、英語では基本セット以外に、現在4作品が発売もしくは発表されています。すなわち:
1.『Founders of Gloomhaven/グルームヘイヴンの創健者たち』:9種族が協力しつつ互いに出し抜きながらグルームヘイヴンの街を作っていく文明化ゲーム。
https://www.kickstarter.com/projects/frosthaven/founders-of-gloomhaven
2.『Jaws of the Lion/獅子のあぎと』:『グルームヘイヴン』の前日譚。《眠れる獅子》亭にたむろする傭兵〈獅子のあぎと〉団の一員として、街で発生する怪事件を捜査し、解明していく。新クラス4種解放。
http://www.cephalofair.com/2019/11/officially-announcing-gloomhaven-jaws-of-the-lion.html
3.『Forgotten Circles/忘れられし輪』:『グルームヘイヴン』の直接的な続編で、新クラスであるヘイズサーのディヴァイナー(卜占師)を迎え、さらなる謎と敵(シナリオ番号96~115番+α)に挑む。
http://www.cephalofair.com/2018/07/whats-going-forgotten-circles.html
4.『Frosthaven/フロストヘイヴン』:遥か北方の港町フロストヘイヴンを防御し、復興させ、発展させながら冒険を繰り広げる。その規模は『グルームヘイヴン』と同等かそれ以上!
新たに17種類のクラスが解放され、夏と冬という季節の概念も導入された!
英語版のKickstarterキャンペーンで、ボードゲーム史上最高額US$12,969,608(約14億円)を達成!
https://www.kickstarter.com/projects/frosthaven/frosthaven
いずれも日本語版の発売時期は、国際同時印刷に対応するため現在は未定ですが、分かり次第お知らせしていきます。なお邦題は仮のもので、実際に出版される際には改題されることもありうることをご容赦ください。
外伝的な公式シナリオが、いくつか発表されています。日本語版も、翻訳/レイアウトが終了し次第、順次公開させていただきます:
▽デモ・シナリオ:
TRPGフェス2019や、ゲームマーケット2019秋でもプレイされた、短いデモ・シナリオです。
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/GH_GM_Scenario.pdf
▽np1.この世の終わり:
『Role&Roll』誌Vol.185に掲載されたシナリオのダウンロード版です。前のシナリオが失敗した時に挑めるという珍しい条件のシナリオとなっています。
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/GH_Additional_Scenario np1 JPN.pdf
▽エクストラライフ.炎の養護院:
6人専用という、これもまた珍しい条件のシナリオです。子供たちを救ってください!
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/Children Miracle Workers JPN.pdf
▽SoX1~3 個人クエスト〈ズォーンの探索者〉追加シナリオ:
上記該当の個人クエストを実行中のキャラクターがいたら、下記リンクからダウンロードした「街のイベントSoX1番」を、街のイベントの一番上に乗せることができます。そのイベントを解決したら、順次シナリオや追加のイベントが発生します。
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/SoX_City Cards.pdf
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/Seekers of Xorn JPN.pdf
▽10回連続の参加型キャンペーン第4弾〈鍛冶屋と熊〉
作者のアイザック・チルドレスがリアルタイムで作成する連続シナリオが、2020年4月現在進行中です。和訳もほぼリアルタイムでアップしていきますので、よければご参加ください。
https://boardgamegeek.com/filepage/198970/blacksmith-and-bearjapanese
▽10回連続の参加型キャンペーン第1弾〈未知なる世界へ〉【New】
レイアウト仕上がりました。グルームヘイヴンを離れ、未踏の領域に冒険に行きましょう! 各シナリオ後には、幕間劇として同じ番号の野外イベントがありますので、一緒に楽しんでください。
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/ITU-0-10_jpn.pdf
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/ITU-road-1-9_jpn.pdf
ルール理解を助けるためのファイルです。必要に応じて随時更新していきます。
1.攻撃の各単位:
「攻撃の単位や区切りがよくわからない」という声をいただきましたので、早見表を作成いたしました。
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven//GHkougekinogainenG.pdf
2.モンスターの AI(自動行動)判定方法
モンスターの動かし方がよくわからないという声を多数いただいておりますので、拡張「Forgotten Circles/忘れられし輪」巻末でまとめられているデータを元に、解説ファイルを作りました。【2020/05/02 UPDATE】
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/GH_FC_FAQ_JPN_MAY.pdf
『グルームヘイヴン』完全日本語版は、英語の初版から数えて第4版にあたり、英語以外の各国語版と同時に印刷されました。実は第2版において、かなりのバランス調整がなされたのですが、第4版ではその調整が一部反映されていないことがわかりました。
また公式FAQなどで、ルールブックに記載されていない数多くの裁定がなされています。
https://boardgamegeek.com/thread/1897763/official-faq-game-no-rules-questions-please
さらには我々の力不足によって、きちんと記述できていない箇所もありました。
そこで日本語版のルール記述を全面的に見直し、PDF化しました。ダウンロードして参照いただければ幸いです。【2020/05/28 UPDATE】
https://arclightgames.jp/specialcontents/gloomhaven/CPHGH01JP_Rule_Book.pdf
修正箇所は細かく多数あって書ききれないのですが、ここでルール上、重要な変更/訂正および追加部分をまとめて紹介しておきます:
・P5場の準備(明確化):
2つ目以降の部屋で準備するものは、扉および歩廊の上書きタイルと、シナリオ補助トークン、目的トークンのみです(それ以外の上書きタイルやモンスターは、まだ配置しません)。
・P14扉(明確化):
扉へクスにいるコマは、そこにつながるどちらの地形タイルにもいないとみなします。何らかの理由で例外的に扉が閉ざされた場合、扉へクスにいるコマは罠ダメージを受け、最も近い空きへクスに移動させます。
・P14罠(明確化):
罠でモンスターが倒された場合、その罠が起動するようにしたキャラクターが、そのモンスターを倒したことになります。
・P14障害物(追加/明確化):
HPがある障害物や扉や壁は「物標」と呼んで区別します(34ページ参照)。
「暗黒の陥穽」は、実際には何もない空間なので、破壊できません(各シナリオに明記されています)。
・P17大休息(明確化):
ラウンド開始時で大休息を選び、何らかの理由によって自分の手番までに捨て札が1枚しかなくなっていた場合、その1枚を喪失山に移します。1枚も捨て札がなければ何も喪失山に送る必要はありません
・P19飛行/空きヘクス(明確化):
飛行なら、障害物や罠のヘクスに留まることができます(罠を発動させずに)。
ヘクスにトークンだけが存在する場合、トークンが物理的な存在(コインなど)なら、そこは空きヘクスとみなしません。トークンが概念やマークだけなら(シナリオ補助トークンなどの場合)、空きヘクスとみなします。
・P19部屋の公開(明確化):
コマ立てが足りない場合でも、コマがあるならモンスターは(何とか工夫して)配置してください。
・P21広域効果(明確化):
不可視なら、広域効果の範囲内に入っていても攻撃されません(標的として指定できないため)。
・P22~23状態(明確化):
流血で倒されたモンスターは、誰に倒されたものともみなしません。
足止めや気絶であっても、、押出しや牽引などの強制移動は(足で歩くわけではないので)効果を発揮します。しかし操られた場合は(自分の足で歩くので)移動できません。
不可視なら標的とならないので攻撃は受けませんが、狙いや標的をとらない(反撃や、攻撃ではない単純なダメージなどの)効果は受けます。
効果が切れる手番中に、同じ状態になった場合(例:不可視が切れる手番で再び不可視になる)、その状態はさらに次の手番終了時まで延長されます。
・P25ボーナスの起動(追加):
iii. オーラ
指定の範囲(隣接あるいは特定の射程内)に影響を及ぼすボーナス能力のことを(個々の能力の説明文では明示されていませんが)オーラと総称します。そのオーラ自体の効果は、その能力を使用した時に範囲内にいる相手にではなく、相手がその効果を得る際にその範囲内にいる必要があります。たとえばティンカラーの〈火炎放射器〉の下ボックス「装甲1:このラウンド、君および君に隣接する全仲間に効果」は、ティンカラーに隣接している仲間が攻撃を受けた際には適用されますが、その仲間がそのラウンドで移動して離れてしまったら適用されません。
IV. クラス固有
クラス固有のボーナスのなかには、複数枚同時に起動できないものもあります(マインドシーフの〈念撃〉など)。その場合はプレイの際、そのボックスの他の能力(があるならそれ)を実行することで、その新たな固有ボーナスを起動しないこともできます。起動しなければ、すでに起動中の別のカード(があるならそれ)はそのままにして、新たにプレイしたカードを捨て札にしてください。
・P26召喚(明確化):
アイテムで召喚する場合、そのアイテム・カードを起動中の場所に配置してください。そのアイテムを回収してしまったら、その召喚獣は消失します。
一度に複数の召喚獣が登場する場合、同色の召喚獣トークンをその数だけ用意し、その番号順に手番を実行してください。
・P31モンスターの攻撃(明確化):
1回の攻撃アクションで複数回の攻撃ができるなら(すなわち複数の標的をとるなら)、特別な場合を除き、それぞれ別の相手を攻撃しなくてはなりません(例外:生ける骸骨など「全攻撃は単一の敵を標的とする」と指定されている場合は、同じ相手に複数回の攻撃を実行します)。
対して、同じボックス(モンスターなら同じ能力カード)内に複数回の攻撃アクションがある場合、同じ相手を攻撃してもかまいません。
・P32召喚(明確化):
召喚モンスターは、召喚された手番では行動しませんが、行動順位を確認するためだけに能力カードはめくってください(そのカードの能力自体は一切解決しません)。
・P34発生(明確化):
シナリオの途中で、それまでなかったヘクスにコマを配置するよう指示があったら、特記事項がない限り「発生」としてあつかってください。
逆に眠っている/見えないなど、実際にはそこにコマがあるのに行動していない場合、目覚める/見えるなどして行動を始める条件を、シナリオでは「発生」と表現する場合がありますが、本来の発生とは異なり(シナリオ開始時からそこにいることは明確であるため)、倒したら旧貨幣を落とします。
・P34障害物の破壊/物標(追加/明確化):
一部の障害物、壁、扉などにはHPがありますが、「物標」と呼んで区別し、特殊なルールが適用されます。
物標は、障害物を破壊できる能力で、破壊することはできません。単純にダメージを与えて破壊しなくてはなりません。物標は、あらゆる負の状態に完全耐性があります。パーティの敵とみなし、狙いを決める際の行動順位は99です。
・P34カジュアル・モード(明確化):
カジュアル・モードでは、既に略取された番号のある宝箱は再度の略取はできません(配置しません)。街にいるわけではないので、42ページからの「グルームヘイヴンへの訪問」の各項目は実行できません。実際に移動するわけでもないので、野外イベントを解決することもありません。カジュアル・モードからは、シナリオが終わるたびに、すぐまたキャンペーン・モードに戻ることもできます。
・P37キャラクター記録用紙の見方(明確化):
「シナリオの負の効果を無視」する特典では、「これはシナリオ上の効果です」と書かれたキャラクターに不利な効果を、無視できるようになります。
「アイテムの負の効果を無視」する特典では、装備時に本来なら追加で入れなくてはならない「−1」カードを、入れずに済むようになります。それ以外の不利な効果はキャンセルできません。
「アイテム復活」の特典では、消費したもしくは使用済のアイテムを1枚、再び使用可能にします。
・P38個人クエスト・カード(明確化):
個人クエストは、最初は非公開ですが、達成に必要だと思えば、いつでも公開してかまいません。
・P43アイテムの売買(明確化):
何らかの理由によって、獲得するよう指示されたアイテムが獲得できないなら、その代わりに、すぐさま(街にいなくても)そのアイテムの定価の半額のゴールドを受け取ってください。
・P44追加特典(明確化):
チェックマークを3つ獲得したらすぐさま(街にいなくても)追加特典を獲得します(関連しているので「レベルアップ」の項で解説していますが、追加特典はレベルアップとは関係なく、別個に発生します)。
・P45~47向上(明確化):
複数を対象とする能力は、攻撃に限らずコストを2倍にします(たとえば治療)。
能力の1行目では1体しか対象にしないものなのに、追加の条件(元素消費など)によって複数の対象をとるようになる場合は、(1体に対する能力とみなして)コストを2倍にしません。
「これまでの向上の数」の追加コストは、ボックス単位で適用してください(たとえばあるカードの上ボックスが既に向上されていても、下ボックスがまだ向上されていなければ、下ボックスは「これまでの向上の数」は0として追加コストは発生しません)。
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以上、新たな発表とさせていただきます。
また追加のエラッタなども整いましたので、発表させていただきます。
今後とも弊社と『グルームヘイヴン』シリーズを、よろしくお願いします。
2020.04.26
アークライト『グルームヘイヴン』チーム一同
【最終更新日:2020/05/28】